特性に応じた対応の留意点
ここでは、障害種別ごとの主な対応方法ついて記載していますが、同じ障害種別であっても、一人ひとり必要なサービスは多様です。画一的ではなく、柔軟な対応を心がけましょう。
視覚障害の方への対応
- 「お手伝いしましょうか?」とこちらから声をかけます。
- 誘導が必要な場合は、基本的には肘につかまってもらいますが、肩に手を置いてもらう、手をつなぐなど相手の意思を確認して対応します。
- 「これ」「それ」などの指示語は使わず、明確な数字(例:右へ100m)や時計の文字盤を利用した指示(例:3時の位置)などを用いて具体的に伝えましょう。
詳しくは、ガイドブック第2章p.13 、第3章p.31~p.32 をご覧ください。
聴覚障害の方への対応
- 手話や筆談など、その人それぞれのコミュニケーションの手段があるので、その人に合ったコミュニケーションの方法を確認します。
- 筆談ボードやメモをいつも用意するなど、視覚からの情報手段を活用してください。
詳しくは、ガイドブック第2章p.14~15 、第3章p.33~34 をご覧ください。
肢体不自由の方への対応
- 移動に制約のある肢体不自由の方には、段差や階段、手動ドアなどがないルートをご案内することが必要です。
- 客席では、座席への乗り換えを希望される方、車椅子席を利用されたい方など様々なので、どのようなサービスを希望されているか、必ずご本人に確認します。
詳しくは、ガイドブック第2章p.17 、第3章p.34~35 をご覧ください。
内部障害の方への対応
- 外見からはわかりにくいため対応が難しいですが、ご本人に負担をかけない応対を心がけましょう。
- オストメイト対応のトイレがない場合は、近隣施設のオストメイト対応トイレを確認し、必要に応じて連絡を取るなどの準備を行います。
詳しくは、ガイドブック第2章p.17 、第3章p.36をご覧ください。
知的障害の方への対応
どんな支援が必要か、まずはご本人の意向を伺い、応対は「ゆっくり・ていねいに・くりかえし・具体的に」を心がけましょう。
詳しくは、ガイドブック第2章p.18 、第3章p.36をご覧ください。
発達障害の方への対応
発達障害のある方は思っていることがうまく伝えられない場合があります。安心できる落ち着いた静かな場所で、具体的に説明し、要望を伺いましょう。
詳しくは、ガイドブック第2章p.18~p.19 、第3章p.36をご覧ください。
精神障害の方への対応
「ゆっくり・ていねいに・くりかえし・具体的に」説明をし、相手が興奮するような場合であっても、慌てず落ち着いた対応を心がけます。
詳しくは、ガイドブック第2章p.19 をご覧ください。