メールマガジン「全国公文協 情報フォーラム」

バックナンバー 2025/10/15 第170号

webサイトリンク表示付はこちら
PDF版

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
全国公文協 メールマガジン「情報フォーラム」 2025/10/15 第170号
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

全国公文協メールマガジン「情報フォーラム」第170号をお届けします。
新着情報も多数ございますので、公文協ご担当者様におかれましては、
ぜひご所属団体、施設内で情報共有をいただけますと幸いです。

※本メールマガジンのメールアドレスは配信専用です。
 このメッセージに返信しないようお願い致します。

--------- 目 次 ----------------------------------------------------
【1】全国公文協からのお知らせ:
 「劇場・音楽堂等の活動状況に関する調査」10月22日まで回答期限を延長/
 舞台技術研修会 申込受付中/
 共生社会実現のための人材養成講座 動画配信&ワークショップ申込開始

【2】会員等からのお知らせ
 新国立劇場「Open Theatre Project~知ろう、始めよう、観劇サポート~」/
 EPAD 「公文協舞台映像上映事業」令和8年度実施施設の募集開始

【3】連載コラム:
 障害者文化芸術活動推進に向けた劇場・音楽堂等取組状況調査より
  第4回(最終回) 事業に関するその他の課題

【4】助成等に関する情報
----------------------------------------------------------------------


┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 【1】 全国公文協からのお知らせ
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

====================================
★「劇場・音楽堂等の活動状況に関する調査」 
 ~回答期限を10月22日まで延長します~ 
====================================

国公立文化施設を対象にご依頼している
「劇場・音楽堂等の活動状況に関する調査」ですが、
調査票送付の遅延のため、回答期限を10月22日(水)まで延長しました。

お忙しいところ大変恐縮ですが、 
郵送いたしました「調査票記入の手引き」をご一読の上、 
ご回答いただきますようお願い申し上げます。

10月22日(水)までのご回答が難しい場合、
全国公文協事務局までご相談ください。

▼ 詳細・回答はこちらから ▼  
https://www.zenkoubun.jp/info/2024/survey.html


=====================================
★舞台技術研修会「日本の伝統芸能と舞台技術」
 ~申込受付中です~
=====================================

今年度の「全国劇場・音楽堂等職員全国舞台技術研修会」の
参加申込を受付中です。

「日本の伝統芸能と舞台技術」をテーマに、
伝統芸能公演における舞台装置や備品の扱い方、
明かりや音づくりの基礎などを解説します。
この機会にぜひご参加ください。

所作台の敷き方・公演以外の式典等でも利用可能性のある
屏風の運び方など、実務に活かすポイントをお伝えします。 
伝統芸能公演の実施機会は少ないという方も、
1講座から申込可能ですので、お気兼ねなくぜひご参加ください。

開催日:11月20日(木)・21日(金)
会 場:上田市交流文化芸術センター(サントミューゼ)
申込締切:11月10日(月)
参加費:無料

▼ 詳細は全国公文協のウェブサイトをご覧ください ▼  
https://www.zenkoubun.jp/training/technic.html


======================================================
★劇場・音楽堂等による共生社会実現のための人材養成講座〈再掲載〉
 ~スタートアップ講座 動画配信&ワークショップ申込開始~ 
======================================================

障害のある方を対象とした事業の実施に向けて
第一歩を踏み出すための「スタートアップ講座」が始まりました。
本講座は、オンデマンド講座とワークショップで構成されています。

オンデマンド講座では、接遇や企画のポイント、福祉団体との連携など、
実践に役立つ5つのテーマを1本30分程度の動画で学べます。

さらに、オンデマンド講座の内容を踏まえて、
障害のある方を対象とした事業の企画に取り組む
事業企画ワークショップの受講申込も受付中です。
ぜひ、ご参加ください。

日時:2026年1月14日(水)10:00~16:00
会場:東京都中小企業会館 9階(東京都中央区銀座2-10-18)
定員:30名程度
締切:11月30日(日)

▼ 詳細・お申込はこちらから ▼  
https://www.zenkoubun.jp/barrier_free/planning/training.html



┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 【2】会員等からのお知らせ
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

=============================================
★新国立劇場「Open Theatre Project
 ~知ろう、始めよう、観劇サポート~」開催〈再掲載〉
=============================================

新国立劇場で行っている観劇サポートに深く関わり、
さまざまな場所でバリアフリーな舞台芸術空間に
取り組んでいる企業・団体を迎え、2つの講演を開催します。

新国立劇場では、「観劇サポート」と題して
視覚、聴覚に障がいをお持ちの方に演劇公演を楽しんでいただくための
サービスに取り組んでいます。
この度、観劇サポートに一緒に取り組んでいる企業・団体とともに、
開かれた劇場を目指して、2つの講演を開催いたします。

視覚、聴覚サポートにご興味のある方、
取り組みを始めたい方はぜひご参加ください。

◎概要
 日程:【第1回】12月13日~14日 【第2回】1月18日
 対象:舞台芸術の企画・制作・運営に携わる、すべての方
 参加費:無料(12月13日に参加の方のみ、
           別途、公演「スリー・キングダムス」チケットの購入が必要)
 場所:新国立劇場(京王新線/初台駅直結)

◎第1回「一緒に考えよう!劇場におけるバリアフリー
    -新国立劇場 観劇サポートの実践現場から-」
 日程:12月13日(土)~14日(日) 単日参加可能
 内容:1日目:公演「スリー・キングダムス」で実施している
          視覚サポート、聴覚サポートを体験
             ((株)イヤホンガイドによる音声ガイド、字幕ガイド提供)
    2日目:(株)イヤホンガイドとともに、パネルディスカッションや、
        新国立劇場における「観劇サポート」の準備方法のご紹介

◎第2回「『触る模型』舞台芸術の未来への取り組み」
 日程:2026年1月18日(日)  
 内容:(一社)日本舞台美術家協会(JATDT)による
   「触る模型」の取り組みと今後の展開についての紹介と
    JATDTがアラブ首長国連邦で行う「触る模型」講演の報告

▼ 詳細は新国立劇場のウェブサイトをご覧ください ▼
https://www.nntt.jac.go.jp/play/news/detail/13_030214.html


==================================
★EPAD 「公文協舞台映像上映事業」
 ~令和8年度実施施設の募集がスタート~
==================================

文化とともに生きる社会の構築を目指し、
実演芸術が届きにくい地域でも舞台芸術作品に触れられる機会として
舞台映像の上映を行っていく事業です。

現在、令和8年度の実施施設を募集しています。
ぜひご活用ください。

▼ 詳細はEPADのウェブサイトをご覧ください ▼
https://epad.jp/theatre_entry/



┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 【3】連載:障害者文化芸術活動推進に向けた
         劇場・音楽堂等取組状況調査より
     ~第4回(最終回) 事業に関するその他の課題~
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

 2024年4月から、事業者による障害のある人への「合理的配慮の提供」が義
務化されました。文化芸術の分野でも2018年に「障害者による文化芸術活動の
推進に関する法律」、2023年に「障害者による文化芸術活動の推進に関する基
本的な計画(第2期)」が策定され、障害者の社会参加の機会の拡充が求められ
るようになっていますが、取組に課題を感じている文化施設が多いのも事実です。
 本コラムでは、これからの取組のヒントにしていただくことを期待し、2024
年度に全国公文協が実施した「障害者文化芸術活動推進に向けた劇場・音楽堂等
取組状況調査」の調査結果と、今後に向けての考察をお届けします。最終回の今
回は、これまで挙げたもの以外の課題について、ダイジェストでお届けします。

■□■  第4回 事業に関するその他の課題 ■□■

◎「障害者」と特定することへの違和感
 回答の中には「障害者だけに特化する意味を感じない」といった意見が複数み
られた。最終的には「障害の有無に関わらず、誰もが一緒に楽しむ」状態を目指
すべきと考えるが、現在は「障害があるために参加できない/参加するのに不安
がある」ことを減らす段階であり、現状としては障害者がより参加しやすい場を
提供するために、「障害者を対象とした」という枠組みの事業は必要だと考えら
れる。
 障害者が健常者と同様な満足感を得るためには、必要に応じたサポートや配慮
を必要とすることが多い。何らかの配慮や情報提供なしに「全ての方を対象とし
た事業を実施している」といえるかということの検討も必要だろう。

◎ニーズと採算性
 ヒアリング調査では、赤字にならないよう事業規模や実施方法を工夫している
という話が聞かれた。採算性や施設の状況に応じたスモールモデルの事例を示
し、実施を促すことが必要と考えられる。

◎小規模施設
 職員数の多い施設の方が、障害者を対象とした事業の実施率が高い傾向がみら
れた。職員数の少ない施設には多様な課題があり、一定の限界があると思われ
る。その解決策として、施設が立地する地域内での連携や、専門家の派遣、他施
設・中間支援施設との共同開催などが考えられ、実施に向けた体制をつくるため
の支援も必要と考えられる。

◎貸館での対応
 貸館であっても、来場者にとっては「〇〇文化会館」で行われるイベントに参
加することに変わりはない。貸館でも同様の配慮やサービスを提供できるよう、
施設として方針などを整備し、利用団体にもその方針に応じた対応を依頼するな
ど、環境を整えていく必要がある。

各課題についての全文と、その他の課題(施設の環境整備、心理的な負担感、指
定管理)についての検討も、報告書に掲載しています。ぜひご覧ください。

▼ 取組状況調査報告書は全国公文協ウェブサイトでご覧頂けます
  (今回の内容はP120~に掲載) ▼
https://www.zenkoubun.jp/barrier_free/relation/pdf/r06_torikumi.pdf



┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 【4】 助成等に関する情報
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

現在募集中の助成・活動支援等に関する情報を紹介します。
そのほか締切まで期間のあるものは公文協ウェブサイトにも掲載しております。
あわせてご覧ください。
https://www.zenkoubun.jp/support/grant/index.html

★☆★ 助成情報【 新規掲載 】 ★☆★

===================================
★芸術文化振興基金/文化芸術振興費補助金
 ~助成対象活動募集開始のご案内~
 (応募受付期間 10月31日~11月13日)
===================================

令和8年度の芸術文化振興基金、文化芸術振興費補助金の
助成対象活動の募集が始まります。

10月30日まで応募相談期間が設けられています。
相談申込はオンラインの申込フォームから行います。
(相談受付は27日まで)

▼ 詳細は芸術文化振興基金の特設サイトをご覧ください ▼
https://www.ntj.jac.go.jp/kikin/bosyuu/2025/


====================================
★日本財団 公益・福祉募集(10月31日締切)
====================================

公益財団法人、公益社団法人、特定非営利活動法人などの法人格をもつ
非営利活動・公益事業を行う団体の
子ども、障害者、高齢者、社会をテーマとした
社会福祉、教育、文化などの活動に対し、
助成対象事業費の80%以内に助成が行われます。

▼ 詳細は日本財団のウェブサイトをご覧ください ▼
https://nippon-foundation.my.site.com/GrantPrograms/s/assistanceprogram/AssistanceProgram__c/Default


===================================
★花王 芸術・科学財団 音楽公演への助成
 (11月10日締切)
===================================

オーケストラ・オペラ・室内楽等の日本のプロの音楽団体が主催する
創造的な音楽公演に助成が行われます。
「高度な芸術水準を有し、純粋な芸術活動によって採算の取れにくいこと」、
「企画性に富み、芸術的・社会的に価値の高いもの」
などの条件も付されています。

▼ 詳細は花王 芸術・科学財団のウェブサイトをご覧ください ▼
https://www.kao-foundation.or.jp/art/music_performance/


===============================================
★三井住友海上文化財団 文化の国際交流活動に対する助成
 (11月28日締切)
===============================================

音楽、郷土芸能の分野における、アマチュアが実施主体の
派遣もしくは招聘を通じた国際交流事業に対し、
1件につき50~100万円の助成が行われます。

各都道府県の担当部局を通しての申請となります。
申請書類の締切は自治体によって異なるのでご注意ください。

▼ 詳細は三井住友海上文化財団のウェブサイトをご覧ください ▼
https://www.ms-ins-bunkazaidan.or.jp/assist/form/


========================
★戸部眞紀財団 芸術活動助成
 (12月1日締切)
========================

ソロ、共同、アンサンブル等による舞台芸術公演の開催
(音楽 ― クラシック・古楽・現代音楽その他の演奏)、
上記と美術の複合で、両方の要素を取り入れたジャンル等の活動を対象に、
活動を主催する個人の芸術家および
小規模の文化芸術団体に支援が行われます。

▼ 詳細は戸部眞紀財団のウェブサイトをご覧ください ▼
https://tobe-maki.or.jp/artact/


=====================================
★明治安田クオリティオブライフ文化財団
 地域の伝統文化分野への助成(12月31日締切)
=====================================

古来各地に伝わる民俗芸能、民俗技術の継承、
特に後継者育成のための諸活動に努力をしている
団体または個人に助成されます。

申込に際しては、都道府県教育委員会または
知事部局の文化関係所管課の推薦が必要となります。

▼ 詳細は、明治安田クオリティオブライフ文化財団の
  ウェブサイトをご覧ください ▼
https://www.meijiyasuda-qol-bunka.or.jp/culture/guide/


★☆★ 助成情報【 再掲載 】 ★☆★

===============================
★三菱UFJ信託地域文化財団 助成事業
 (11月28日締切)
===============================

地域の音楽・美術・演劇・伝統芸能の各分野において努力している
団体の活動(地域文化振興に寄与し、
文化・芸術的に優れた、公演・美術展等)に助成が行われます。

▼ 詳細は三菱UFJ信託地域文化財団のウェブサイトをご覧ください ▼
https://mut-tiikibunkazaidan.or.jp


===================================
★国際交流基金 文化芸術交流
 舞台芸術国際共同制作(12月2日13時締切)
===================================

日本と外国のアーティストによる舞台芸術作品共同制作を、
国際交流基金との共催事業として実施する団体を公募しています。
演劇、舞踊、音楽、パフォーマンス、伝統・民俗芸能、映像等、
全ての舞台芸術作品が対象となります。

▼ 詳細は国際交流基金のウェブサイトを御覧ください ▼
https://www.jpf.go.jp/j/program/culture.html


★☆★ 助成情報【 地域限定 】 ★☆★

※都道府県単位の情報掲載を原則としておりますが、
 個別にご依頼をいただいた場合は、都度、検討いたします。

==========================
★日本フィランソロピック財団
 第2回 東海演奏家の架け橋基金
 (10月20日締切)
==========================

演奏家(ジャンル不問)のキャリアを支援し、
アウトリーチを含む演奏機会を提供する活動に、
最大300万円(1年間)を助成します。
東海4県(愛知、静岡、三重、岐阜)の団体に助成されます。

▼ 詳細は日本フィランソロピック財団のウェブサイトをご覧ください ▼
https://np-foundation.or.jp/information/000302.html


========================================
★千葉県 第3期アーティスト・フォローアップ事業
 (申請受付 11月1日~12月15日必着)
=========================================

先見性や斬新な発想をもち、
優れた文化芸術活動を行う若手アーティストに、
専門家の助言支援や活動経費の一部が助成されます。

募集内容は美術(平面・立体)、デザイン、軽音楽、
コンテンポラリーダンスの4分野の創作活動で、
対象者は千葉県出身、在住、在学、在勤または
千葉県内を活動拠点とする方、
本事業の支援を受けて実施する活動の内容や場所に
千葉県との関わりがある39歳以下の個人またはグループです。

▼ 詳細は千葉県文化振興財団(アーティスト・フォローアップ事業)の
ウェブサイトをご覧ください ▼
https://www.cbs.or.jp/artist-f/



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
★★★ 編集後記 ★★★
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

全国公文協メールマガジン「情報フォーラム」2025年度7号
(通巻第170号)を最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今後、全国公文協 メールマガジン「情報フォーラム」で
取り上げてほしい内容や、「会員等からのお知らせ」で告知したいこと、
他館に質問したいこと、共有したい情報などがありましたら、
ぜひ情報をお寄せください。
この場が皆様の情報交換の場として活用されることを期待しています。

また、本メールマガジンは、どなたでもご購読いただけます。
(申込先:https://www.zenkoubun.jp/magazine/index.html)
劇場・音楽堂等の運営に携わっている方やご興味をおもちの方に、
ぜひ、本メールマガジンをご案内ください。

▼ ご意見・ご感想、各種ご連絡・お問い合わせはこちらまで ▼
E-mail:bunka-XXX-@zenkoubun.jp

▼ メルマガ配信のお申込みはこちらから ▼
https://www.zenkoubun.jp/magazine/index.html

▼ メルマガ配信停止の手続きはこちらから ▼
https://www.zenkoubun.jp/form/cancel.html


--------------------------------------------------------
◇◇ 公益社団法人 全国公立文化施設協会 ◇◇
〒104-0061
東京都中央区銀座2-10-18 東京都中小企業会館4階
TEL:03-5565-3030
FAX:03-5565-3050
E-mail:bunka-XXX-@zenkoubun.jp
URL:https://www.zenkoubun.jp
--------------------------------------------------------













バックナンバー一覧へ戻る 

ページの先頭へ