よくある質問

公立の劇場・音楽堂等の「舞台運営」について

Q7. 最近、公立文化施設においてもプロジェクションマッピングを用いるケースがあると聞きます。プロジェクションマッピングとは、どういう技術なのでしょうか。

プロジェクションマッピング(Projection Mapping)とは、プロジェクション(投影)とマッピング(張り付ける)を合わせた言葉で、平面スクリーンではなく、建築物や家具などのような立体物、あるいは凹凸のある面に映像をぴたりと重ねる投影技法のことです。欧米では「ビデオマッピング」「3Dマッピング」「ビジュアルマッピング」などとも呼ばれます。

日本国内でこの技法が広く知られるようになったのは、2012年9月に東京駅の駅舎の壁に大型映像を映し出した『TOKYO STATION VISION』(※注)でした。その映像制作・投影を手がけた内田照久氏は、全国公立文化施設協会主催の全国劇場・音楽堂等技術職員研修会2016「劇場と映像技術の進展」(2016年3月)で「プロジェクションマッピングの定義は確立されていないが、私なりに定義すれば『通常のスクリーンではないところをキャンパスにして投影すること』『投影対象物の位置や形状に対して、準備した映像を予想した通りにきっちりと投影して、騙し絵的な視覚手法を用いる投影映像』」と語っています。

その投影ではプロジェクターが使われますが、今や高精細・高出力のものへと進化を続けています。また、予期したところに映像をきっちりと映し出すための調整・管理ソフトなどの開発も進み、プロジェクションマッピングは昔よりも容易にできる状況になってきました。そのため、「舞台表現の幅を広げたい」「舞台セットの転換をしなくても、場面が変えられる」などの理由から、近年、舞台芸術でも、プロジェクションマッピングを使った作品創造が盛んに行なわれるようになっています。

※注 2012年9月に開催された「TOKYO STATION VISION」(企画制作/(株)ジェイアール東日本企画、(株)NHK エンタープライズ)は東京駅丸の内駅舎保存・復元工事完成記念イベント。丸の内駅舎に映し出され映像のサイズは幅120m×高さ30m 、投入された高出力プロジェクターは46台。国内史上最大規模のプロジェクトマッピングとなり、約6万人が集まった。

よくある質問一覧へ戻る 

ページの先頭へ