よくある質問

公立の劇場・音楽堂等の「改修・設備更新」について

Q2. 天井の法律が改正されたのは知っていますが、当ホールも早急に改修しなければならないのでしょうか?

早急に改修する必要はありません。ただし、建築時には適法に建てられ、その後の法令改正や都市計画変更等により、現行法に対して適合しない部分が生じた建築物は「既存不適格建築物」と呼ばれ、「特定天井に関する改正建築基準法施行令」が施行された平成26(2014)年4月以前に着工されたホールはこれにあてはまります。

現状を維持していく限りでは改修する必要はありませんが、今後一定規模以上の増築、改築や大規模修繕、大規模な模様替え、用途変更を行った場合、一定範囲の是正義務が生じます。建築基準法では、既存不適格建築物の増改築等を行う際に、原則として既存部分の現行法への適合を求めていますが、増改築等については既存部分への適用緩和措置を受けることができます。

また、場合によっては「特に早急に改善すべき建築物(災害応急対策拠点、避難場所指定の体育館等、固定された客席を有する劇場、映画館、演芸場、公会堂、集会場等)」として改修を行政指導される可能性もありますし、「建築物の耐震改修の促進に関する法律」における特定建築物となり、用途・規模に応じて(小学校等以外の学校・病院・劇場・集会場・展示場、百貨店、ホテル、プール、事務所等の用途で3階かつ延床面積1,000m2以上のもの)、耐震診断義務や落下防止措置等の耐震改修工事の努力義務が科せられます。

なお、当該天井を耐震診断した上で天井裏に補強を施す、天井下部にフレームを新設し落下防止ネットを張る、などの方法で、既存不適格建築物状態(施設の改修を行わない既存状態)のまま天井を耐震化する手法もあります。

[たましんリスルホール] 新設したフレームに張られた落下防止用ネット

[小松市民会館] L型鋼による天井裏補強と新設されたキャットウォーク

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